| 監督名 | 伊藤俊也 |
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| ふりがな | いとう しゅんや |
| ご紹介 | 東京大学文学部美学科1960年卒。同時に東映に入社、東京撮影所助監督となる。 1972年「女囚701号・さそり」で監督デビュー。虚構の更なる虚構を求めるアヴァンギャルドな映像表現と反権力思想、それが主演・梶芽衣子の個性を最大限に魅力あるものにし、大ヒットとなる。同年度の日本映画監督協会新人奨励賞受賞。1991年東映退社、フリーに。1998年「プライド 運命の瞬間(とき)」は東京裁判と東条英機を主題にしたことから、賛否両論渦巻く社会的話題作となり大ヒットしたが、「さそり」の伊藤の右派への転向として論難もされた。これに対し、左とか右とか愚かな事、自分は常にラジカル（根源的）であろうとするだけだと伊藤は反論した。2003年、紫綬褒章、2012年、旭日小綬章、受章。 [映画] 1972年「女囚701号・さそり」東映（監督） 〃 「女囚さそり・第41雑居房」東映（監督・共同脚本） 1973年「女囚さそり・けもの部屋」東映（監督）以上、「さそり」三部作。 1977年「犬神の悪霊(たたり)」東映（監督・脚本） 1982年「誘拐報道」東映・日本テレビ（監督） 1983年「白蛇抄」東映（監督） 1985年「花いちもんめ」東映（監督） 1988年「花園の迷宮」東映（監督） 1989年「風の又三郎 ガラスのマント」朝日新聞社・東急エージェンシー・日本 へラルド映画グループ（監督・共同脚本） 1995年「ルパン三世 くたばれ！ノストラダムス」ルパン三世製作委員会（総監督・共同脚本） 1998年「プライド 運命の瞬間(とき)」東京映像制作（株）・東映（監督・共同脚本） 2006年「映画監督って何だ！」日本映画監督協会（監督・脚本） 2010年「ロストクライム －閃光－」ロストクライム製作委員会（監督・共同脚本） 2013年「始まりも終わりもない」（株）伊藤プラネット（製作・監督・脚本） 2020年「日本独立」日本独立製作委員会（監督・脚本） [テレビ] 1989年「美空ひばり物語」TBS（監督・共同脚本） 1990年「白旗の少女」フジテレビ（監督） 1995年「鬼麿斬人剣」テレビ朝日（監督・脚本） [テレビ・ドキュメンタリー] 1979年「テロと国家」日本テレビ（監督・共同構成） 1980年「右手にコーラン 左手に石油」日本テレビ（監督・共同構成） [セビリア万博EXPO’92日本館出展映像] 1992年「ドン・キホーテin Tokyo」（監督・脚本） [CM] 1988年 ポーラ化粧品「大原麗子の巻」（株）ポーラ化粧品本舗など。 [受賞歴] 1972「女囚701号・さそり」日本映画監督協会新人奨励賞。 1982「誘拐報道」モントリオール世界映画祭・審査員賞。日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督賞など。文化庁優秀作品。熊本映画祭監督賞。 1985「花いちもんめ」日本アカデミー賞最優秀作品賞・優秀監督賞など。文化庁優秀作品。 1989「風の又三郎 ガラスのマント」文部省特選。 [脚本] 1971年「ごろつき無宿」監督・降旗康男 東映（共同脚本） 1981年「大阪ニセ夜間金庫事件」監督・舘野彰（脚本） [企画] 1983年「卍」監督・横山博人 東映 1987年「ちょうちん」監督・梶間俊一 東映 [舞台] 1979年「奇跡の人」（演出）芸術座 東宝 [著書出版] 1978年「『幻のスタヂオ通信』へ」（評伝） れんが書房新社 2000年「偽日本国」（小説） 幻冬舎 2009年「メイエルホリドな 余りにメイエルホリドな」（戯曲） れんが書房新社 2021年「方丈平家物語」（小説） 幻冬舎 [作詞] 1972年「怨み節」「女の呪文」作曲・菊池俊輔、唄・梶芽衣子 テイチク 1975年「好きだ！ダンガードA（エース）」「息子よ」「愛のオーロラ」等々。作曲・菊池俊輔、唄・ささき いさお 日本コロンビア 2006年「映画監督って何だ！ラッパー」作曲・唄 宇崎竜童 [大泉スタジオ通信] 1973~75年 月刊タブロイド版（6頁100円）を東映東京撮影所内外の同志と共に発行、定期購読者800人を擁した。全22号。スタジオ派の根拠を成す。 [HP] www.ito-planet.net |
| 会員区分 | 現会員 |
| 生年月日 | 1937年02月17日 |
| 出身地 | 福井県 |